楽天市場でいう「LP」は、多くの場合、商品ページの商品説明文に入れる縦長の画像を指します。楽天の商品ページはHTMLを自由に組めないため、悩み・特徴・根拠・使い方といった説明を1枚の長いページのように見せたいときは、縦長の画像に描いて貼るのが一般的です。

この記事では、楽天のLPがどこに入り、どんなサイズ・枚数で作るのか、どう構成すれば読まれるのか、そして自作・外注・AIのどれで作るべきかを整理します。

楽天のLPとは

一般的なLP(ランディングページ)は、広告や検索から訪れた人に1つの行動(購入・問い合わせなど)をうながす縦長のWebページです。楽天の場合、商品ページそのものが購入の場なので、商品ページの中に「LPの役割をする部分」を作ることになります。

呼び方

置く場所

主な中身

商品LP・商品説明LP

商品ページの商品説明文(PC用・スマホ用)

縦長の画像。悩み→特徴→根拠→使い方→FAQの順に読ませる

特集ページ・イベントLP

店舗内の特集ページやセール用ページ

複数商品の紹介、セール告知、クーポン案内

店舗トップ

店舗のトップページ

ブランド紹介、カテゴリ導線、ランキング

売上に直結しやすいのは、1つめの商品LPです。検索から商品ページに来た人が「買うかどうか」を決める場所だからです。以下では、この商品LPを中心に解説します。

楽天のLPを入れる場所

商品LPは、RMS(店舗管理画面)の商品登録にある商品説明文の欄に、画像タグとして入れます。画像そのものは、先に画像管理ツール(R-Cabinet)へアップロードしておきます。

  • スマホ用商品説明文:スマホの商品ページに表示される。楽天は閲覧の大半がスマホなので、まずここを基準に作る
  • PC用商品説明文・PC用販売説明文:PCの商品ページに表示される。スマホ用と同じ画像を入れ、仕様などのテキストを補う

1枚目の商品画像(第1商品画像)とは置き場所が違う点に注意してください。第1商品画像にはテキスト20%以下・枠線なし・白背景または写真背景という登録ガイドラインがありますが、商品説明文の画像はその判定対象外です。そのため、文字や図解を使って自由に説明できます。ルールの詳細は楽天の商品画像サイズとガイドラインで解説しています。

楽天のLP画像のサイズと枚数

楽天のLP画像は、次の3つの上限を意識して作ります。いずれも楽天が変更することがあるため、最新の値はRMSのヘルプと入力画面で確認してください。

項目

目安

作るときの考え方

画像の横幅

スマホ表示では画面幅に合わせて縮小される

横幅は統一し、スマホで文字が読める大きさで作る

1ファイルの上限(R-Cabinet)

2MB以内・3840×3840ピクセル以内とする解説が多い

長いLPは1枚にせず、高さで分割する

スマホ用商品説明文の画像数

画像タグは20個までとする解説が多い

細かく分けすぎず、セクション単位で数枚にまとめる

実務では、LP全体を1本の縦長デザインとして作り、セクションの切れ目で数枚に分割して入れる形がもっとも扱いやすくなります。画像の継ぎ目に余白ができないよう、分割した画像は同じ横幅にそろえます。

文字の大きさは、PCの画面ではなくスマホの実機で確認してください。PCで見て読める文字でも、スマホでは小さすぎることがよくあります。

商品説明文への入れ方

R-Cabinetにアップロードした画像のURLを、商品説明文に画像タグとして並べます。最小限の書き方は次のとおりです。

<img src="https://image.rakuten.co.jp/(店舗URL)/cabinet/lp/item01_01.jpg" width="100%">
<img src="https://image.rakuten.co.jp/(店舗URL)/cabinet/lp/item01_02.jpg" width="100%">
<img src="https://image.rakuten.co.jp/(店舗URL)/cabinet/lp/item01_03.jpg" width="100%">

スマホ用商品説明文で使えるタグや属性には制限があります。うまく表示されない場合は、RMSのヘルプで使用できるタグを確認してください。画像のファイル名に商品番号と連番を入れておくと、商品が増えても差し替えや管理がしやすくなります。

楽天のLPの構成

楽天のお客様は、検索結果から複数の商品ページを行き来しながら比べています。LPは「なぜこの商品を選ぶべきか」に順番に答える構成にすると、比較の途中で離脱されにくくなります。

順番

セクション

伝えること

1

ファーストビュー

誰のための、どんな商品か。いちばんの特徴をひと言で

2

悩み・共感

ターゲットが抱えている不満や不安

3

特徴

悩みをどう解決するか。3つ程度に絞る

4

根拠

素材・製法・数値・レビュー件数など、特徴を裏付ける事実

5

使い方・使用シーン

届いた後のイメージ

6

比較

従来品や一般的な商品との違い

7

よくある質問

サイズ、手入れ、配送など購入前の不安

8

仕様・購入案内

サイズ・素材・内容量、セットやまとめ買いの案内

楽天ならではのポイントは、ファーストビューです。お客様は商品ページを開いた時点で、すでに商品画像と価格を見ています。ファーストビューで商品名を繰り返すより、「この商品を選ぶ理由」をひと言で示したほうが、続きを読んでもらえます。

商品ページ全体の作り方(商品名・キャッチコピー・商品画像との役割分担)は楽天の商品ページの作り方で、LP構成の考え方はランディングページの作り方で解説しています。

楽天のLPでよくある失敗

  • PCで作ってスマホで確認しない:スマホの画面幅に縮小されると、細かい文字が読めなくなります
  • 1枚の巨大な画像にする:ファイル容量の上限にかかりやすく、表示も遅くなります
  • セクションごとにデザインがばらばら:配色やフォントが途中で変わると、内容が良くても安っぽく見えます
  • 特徴を並べるだけ:悩みと根拠がないと、競合と比べたときに選ぶ理由になりません
  • 誇大な表現を入れる:「最高」「No.1」などの根拠のない表現は、景品表示法や楽天の規約に触れるおそれがあります

楽天のLPを作る3つの方法と費用

方法

費用の目安

期間の目安

向いているケース

自作(Canvaなどのデザインツール)

月額0〜数千円+作業時間

数時間〜数日

商品数が少なく、デザインに時間をかけられる

外注(制作会社・フリーランス)

1ページ数万〜数十万円

数週間

主力商品を作り込みたい

AI生成ツール

1ページ数千円〜

数分〜数時間

商品数が多く、早く数をそろえたい

主力商品は外注で作り込み、それ以外の商品はAIや自作で数をそろえる、という使い分けが現実的です。費用の内訳はLP制作の費用相場、AIツールの選び方はAI LP作成ツールの選び方で比較しています。

なお、ペライチなどのWebページ型のLP作成ツールは、URLで公開するHTMLページを作るためのものです。楽天の商品説明文には、そのまま貼れません。楽天で使うなら、画像で書き出せるツールを選ぶ必要があります。

EC一発LPは、商品名・価格・特徴・ターゲットを入力するだけで、楽天の商品説明文にそのまま貼れる縦長のLP画像(PNG/JPEG)をAIが生成するサービスです。配色・フォント・スタイルを先に決めてから全セクションを生成するため、ページ全体のトーンがそろいます。セクションごとの画像で書き出されるので、分割の手間もかかりません。生成例はAIでLPを作る方法(作例あり)、登録不要のデモはトップページから試せます。

よくある質問

楽天のLPはHTMLで作れますか?

商品説明文で使えるHTMLタグには制限があり、一般的なWebページのように自由なレイアウトは組めません。そのため、デザインは画像で作り、HTMLは画像を並べる程度にとどめるのが一般的です。

PC用とスマホ用で別々のLPを作る必要がありますか?

多くの店舗では、スマホ基準で作った同じ画像をPC用にも入れています。PCでは画像が大きく表示されるだけなので、別々に作る必要はほとんどありません。

LP画像に文字をたくさん入れても大丈夫ですか?

商品説明文の画像は商品画像登録ガイドラインの判定対象外なので、文字を使って説明できます。ただし、スマホで読める大きさにすること、景品表示法や楽天の規約に触れる表現を避けることが前提です。

楽天以外のモールでも同じLPを使えますか?

Yahoo!ショッピングやShopifyの商品ページにも、縦長の画像として貼れます。Amazonは商品説明の仕組みが異なり、ブランド登録をした出品者向けの「A+(商品紹介コンテンツ)」で画像を使う形になるため、サイズや構成を合わせて調整が必要です。

まとめ

  • 楽天のLPは、主に商品ページの商品説明文に入れる縦長の画像を指す
  • 商品説明文の画像は第1商品画像のガイドラインの判定対象外で、文字や図解を自由に使える
  • R-Cabinetの容量やスマホ用商品説明文の画像数の上限を意識し、LPは数枚に分割して入れる
  • 構成は悩み→特徴→根拠→使い方→比較→FAQの順。スマホの実機で文字の大きさを確認する
  • 主力商品は外注、それ以外はAIや自作で数をそろえると、費用を抑えながら品質をそろえられる