楽天の商品ページは、RMS(店舗管理画面)の商品登録で入力する商品名・キャッチコピー・商品画像・商品説明文などの項目を組み合わせて作ります。売れるページにするには、この項目を「検索で見つけてもらう部分」と「開いた人に買う理由を伝える部分」に分けて考えるのが近道です。
前者は商品名と1枚目の商品画像、後者は2枚目以降の画像と商品説明文に入れる縦長の画像が担います。この記事では、楽天の商品ページを構成する要素を整理したうえで、作り方を5つの手順で解説します。
楽天の商品ページを構成する要素
まず、商品ページのどこに何が表示され、どんな役割を持つかを押さえます。
項目 | 主な役割 | 作るときのポイント |
|---|---|---|
商品名 | 検索で見つけてもらう | 検索されるキーワードを前半に入れる。検索結果では冒頭しか表示されない |
キャッチコピー | 検索と一覧での補足 | 商品名に入りきらない特徴や用途を短く補う |
商品画像(1枚目) | 検索結果でクリックしてもらう | テキスト20%以下・枠線なし・白または写真背景のガイドラインがある |
商品画像(2枚目以降) | ページを開いた人に特徴を伝える | 使用シーン、サイズ感、特徴の図解などを載せられる |
商品説明文(PC用・スマホ用) | 購入の決め手を伝える | 縦長の画像(商品LP)を入れて、悩み→特徴→根拠→使い方の順に読ませる |
販売説明文(PC用) | PCページの補足情報 | 仕様、注意事項、配送などのテキスト情報 |
価格・在庫・SKU | 購入の条件を示す | サイズや色はSKUにまとめ、選びやすくする |
商品名は全角で127文字程度まで入力できるとされていますが、検索結果で見えるのは冒頭の一部だけです。説明文にも文字数や使えるHTMLタグの上限があります。項目ごとの正確な上限は、RMSの入力画面とヘルプで確認してください。
楽天の商品ページの作り方【5ステップ】
ステップ1:誰に何を伝えるかを決める
最初に決めるのは、ページの見た目ではなく「誰が、どんな悩みで、何と比べて買うのか」です。ここが曖昧なまま作り始めると、商品名も画像も説明文も、特徴を並べただけのページになります。
- ターゲット:年代、使う場面、買う理由(自分用か、ギフトか)
- 比較される相手:同価格帯の競合商品、ひとつ上の価格帯の商品
- 訴求の軸:比較されたときに選ばれる理由を1〜3つに絞る
楽天で同じキーワードを検索し、上位の商品ページを5〜10件見ておくと、何が当たり前で、どこで差がつくかが見えてきます。
ステップ2:商品名とキャッチコピーを作る
商品名は、楽天内の検索で見つけてもらうための項目です。「何の商品か」が分かる語と、検索されやすい語(用途・素材・サイズなど)を前半に置きます。記号や販促文言で埋めると、肝心の情報が検索結果で見切れてしまいます。
キャッチコピーは、商品名に入りきらない特徴や用途を補う欄です。商品名とキャッチコピーで同じ語を繰り返すより、別の切り口を入れたほうが情報量が増えます。
ステップ3:商品画像を用意する
1枚目の商品画像(第1商品画像)は、検索結果に並んだときにクリックされるかを決める画像です。楽天の商品画像登録ガイドラインにより、テキスト要素20%以下・枠線なし・白背景または写真背景で作る必要があります。推奨サイズは正方形・700×700ピクセル以上です。
2枚目以降は、ガイドラインの判定対象外です。使用シーン、サイズ感、特徴の図解、他商品との比較など、ページを開いた人が知りたい情報を載せます。サイズとルールの詳細は楽天の商品画像サイズとガイドラインで解説しています。
ステップ4:商品説明文の縦長画像(商品LP)を作る
購入するかどうかを最終的に決めるのが、商品説明文です。楽天ではテキストだけでなく、縦長の画像を並べて「商品LP」として見せるのが一般的です。構成の型は次の章で紹介します。画像のサイズや分割、商品説明文への入れ方は楽天のLPとは?縦長画像のサイズ・構成・作り方で詳しく解説しています。
スマホ用の商品説明文には入れられる画像の数に上限があるとされているため、セクションごとに細かく分けすぎず、数枚の画像にまとめて入れると管理しやすくなります。
ステップ5:RMSで登録し、スマホとPCで確認する
RMSの商品登録で各項目を入力し、画像は画像管理ツール(R-Cabinet)にアップロードしてから商品ページに紐づけます。公開前に、必ずスマホとPCの両方でプレビューを確認してください。
- 画像の文字がスマホの画面幅で読めるか
- PC用とスマホ用の説明文で内容に食い違いがないか
- 価格・送料・在庫・SKUの表示が正しいか
- 誇大表現など、景品表示法や薬機法に触れる文言がないか
商品説明文の構成テンプレート
商品説明文の縦長画像は、読む人の疑問に順番に答える並びにすると、最後まで読まれやすくなります。ジャンルを問わず使える基本の型は次のとおりです。
順番 | セクション | 伝えること |
|---|---|---|
1 | ファーストビュー | 誰のための、どんな商品か。一番の特徴をひと言で |
2 | 悩み・共感 | ターゲットが抱えている不満や不安 |
3 | 特徴・解決策 | 悩みをどう解決するか。特徴は3つ程度に絞る |
4 | 根拠 | 素材・製法・数値・受賞歴など、特徴を裏付ける事実 |
5 | 使い方・使用シーン | 届いた後の使い方、使う場面のイメージ |
6 | 比較 | 従来品や一般的な商品との違い |
7 | よくある質問 | サイズ、手入れ、配送など購入前の不安 |
8 | 仕様・購入案内 | サイズ・素材・内容量、セットやまとめ買いの案内 |
すべてのセクションが必要なわけではありません。低価格の消耗品なら根拠と比較を短く、高価格帯の商品なら根拠とよくある質問を厚くする、と商品に合わせて調整します。LPの構成の考え方はランディングページの作り方でも詳しく解説しています。
楽天の商品ページでよくある失敗
- 1枚目の画像に文字を詰め込む:ガイドラインに抵触しやすく、検索結果の小さいサムネイルでは読めません
- 商品名を販促文言で埋める:「送料無料」「ポイント10倍」などで冒頭が埋まると、何の商品か伝わりません
- PCで作ってスマホで確認しない:PCでは読める文字も、スマホでは小さすぎることがあります
- セクションごとにデザインがばらばら:配色やフォントが途中で変わると、内容が良くても安っぽく見えます
- 商品が増えるたびにゼロから作る:構成の型と世界観を決めておかないと、商品ごとに品質がぶれます
商品ページを作る3つの方法
商品ページ、特に商品説明文の縦長画像を誰が作るかで、費用と手間は大きく変わります。
方法 | 費用の目安 | 向いているケース |
|---|---|---|
自作(Canvaなどのデザインツール) | 月額0〜数千円+作業時間 | 商品数が少なく、デザインに時間をかけられる |
外注(制作会社・フリーランス) | 1ページ数万〜数十万円 | 主力商品を作り込みたい |
AI生成ツール | 1ページ数千円〜 | 商品数が多く、早く数をそろえたい |
費用の詳しい内訳はLP制作の費用相場、AIツールの選び方はAI LP作成ツールの選び方で比較しています。
EC一発LPは、商品名・価格・特徴・ターゲットを入力するだけで、楽天の商品説明文にそのまま貼れる縦長のLP画像(PNG/JPEG)をAIが生成するサービスです。配色・フォント・スタイルを先に決めてから全セクションを生成するため、ページ全体のトーンがそろいます。登録不要のデモをトップページで試せます。
よくある質問
楽天の商品ページはHTMLの知識がないと作れませんか?
商品名・価格・画像などの基本項目は、RMSの入力欄に入力するだけで登録できます。商品説明文も、画像を並べるだけであれば最低限のタグで足ります。凝ったレイアウトをHTMLで組む必要はなく、縦長の画像で見せる方法が一般的です。
PC用とスマホ用の説明文は両方作る必要がありますか?
それぞれ別の入力欄になっているため、両方に入力します。スマホからのアクセスが多い店舗が大半なので、スマホでの見え方を基準に作り、PC用にも同じ内容を入れる進め方が効率的です。
商品ページを作るのにどれくらい時間がかかりますか?
基本項目の登録だけなら短時間で済みますが、商品説明文の縦長画像を自作する場合は、構成と原稿づくりを含めて数時間〜数日かかることが多いです。外注すると数週間、AI生成ツールなら数分〜数時間が目安です。
まとめ
- 楽天の商品ページは、商品名・キャッチコピー・商品画像・商品説明文などの項目の組み合わせで作る
- 商品名と1枚目の画像は「検索で見つけてもらう」、2枚目以降と商品説明文は「買う理由を伝える」役割
- 1枚目の画像にはテキスト20%以下などのガイドラインがあるため、訴求は2枚目以降と商品説明文に寄せる
- 商品説明文の縦長画像は、悩み→特徴→根拠→使い方→比較→FAQの順に組むと読まれやすい
- 公開前にスマホとPCの両方で、文字の読みやすさと表記を確認する
商品数が増えるほど、商品説明文の縦長画像を作る手間がボトルネックになります。構成の型を決め、作る手段を商品の重要度で使い分けると、品質をそろえたまま商品ページを増やせます。